Cm・Fm・Gmと左手の激痛と <ホテル港や>について

今から5年ほど前の春、

左手の痛みに耐えかねついに整形外科へ。

 

 

しばらく前から左手の具合は悪かったんだが、

だましだまし弾いてた。

その時は、Cm・Fm・Gmと格闘していて

無理やり力で押さえる、

という最悪の練習方法を長期間やり続けたせいだろうと思う。

 

 

その時私は、珍しく演歌を練習していた。

石川さゆりの、<ホテル港や>。

Cm・Fm・Gm・まみれで(たまにB♭)、どれひとつ鳴らせない。

 Fが弾けないんだから、まあ当然のことだ(涙

 

スーパーマーケットのお菓子売り場の通路で

自分の望みがかなえられないことに苛立ち

じだんだ踏んで大泣きしてる三歳児のごとく

 

 

ギョエ―――ーーーーーっっ!!!!

 

とわめき散らしながら

ムキになってコードと格闘していた。

 

 

 

 

そうこうしてるうちに、

左手の親指がひどく痛みだしたのだ。

 

ギターのネックを左手でささえるだけで痛む。

服のボタンをとめる時も

左手を使うと痛むので右手だけで四苦八苦。

 

リンゴやジャガイモの皮をむくのも一苦労、

左手でつかんでいられないほど痛む。

運転するにも、痛くてハンドルがしっかり握れないので

ほぼ右手だけでハンドルまわしてた。

 

無意識に親指を動かそうとするたび激痛!!

ギターを無理に弾きすぎたせいで

腱鞘炎になったんだろうと思っていた。

 

 

 

 

で、ついにある日痛みに耐えかね整形外科へ。

 

左手のレントゲンを撮ってみたら、

なんと親指の骨が変形してることが判明!

 

ドクター 「骨、変形してますよ。

      腱鞘炎じゃなく、骨、骨、骨!(なぜか三回言った)

      骨が神経を圧迫して痛みがでてるんだと

      思われますね。

      なんか重い物でも持つ仕事してるんですか?」

 

私    「いえ、べつに・・・・

      骨が変形した原因は思いあたらないんですが・・・」

 

ドクター「 そうですか、

      まあとりあえずしばらくリハビリに来てください」

 

 

私   「ギター、弾くんで早く治らないと困るんですが・・・」

 

 

ドクター「は??ギ・・、ギター??」

     (コイツなに言うとんねん、的なハテナ顔)

 

私   「いえ、いいです・・・(意味不明)

     わかりました、リハビリ・・・ですね、はい・・。」

 

 

もともと何らかの原因で骨が変形していて、そこに

バレーコードと格闘する過程で負荷をかけすぎたんだろう。

(ギターが原因で骨が変形するんなら、プロギタリストなんか

 みんなまともな骨の持ち主ではなくなってるはず)

 

 

結局、リハビリには一度も行かずじまい。

 ギターをさわらず様子みてたら、

少しづつよくなってくる気がしたからだった。

 

 

それから二ヶ月くらいで、だいぶ痛みがやわらいできた。

 

で、こりもせず私はまたギターを弾きはじめた。

 (当分、バレーコードの練習はやめとこうと思いつつ)

 

 

 

その後、<ホテル港や>はどうなったかというと、

左手の親指にかすかな痛みを残しつつも、

一応の完成をみたのであった。

 

 

え?

よかったね、って?

 

 

 

いや、あきらめて裏技をつかった・・・(涙

 

 

オリジナルキ―Cm、を、Emに転調し

1フレにカポをはめて、自分にあうキーに調整したのだ。

もともと、オリジナルキーは私には少し高すぎたので

これで歌いやすくなった。

まあ、結果オーライということだな・・・・。

(Bmはかろうじて鳴った)

 

だったら最初からそうしろよっっ!!!

 

(よい子のみんなは、転調に逃げるのはやめようね)